10月27日・28日に東日本大震災復興応援活動TPCの『私と東北に行ってみませんか。』第7弾に参加し福島県に行って来ました。(TPCとは、八神純子さんが主催の東日本大震災の長期的な復興支援活動です。)

私が、見たこと、聞いてきた事、感じた事を書きたいと思います。

【2日目】  川内村・飯館村

Café Amazon(川内村)にて 八神さんライブ。

カフェには地元の皆さんが大勢駆けつけていた。

ライブでは八神さんの歌・MCにとても感動した。

地元のお客様も涙しながら曲に聞き入っていた。

そして、最後に「また来てください」「また来ます」(福島弁)の言葉に福島の皆さんが幸せなお顔をしていたのが心に響いた。

八神純子さん応援ミニライブ

昼食は「岩魚の郷」にて。紅葉がとても綺麗だった

昼食は岩魚の郷(川内村)

 

細川牧場(飯館村)

細川牧場は、震災後避難区域だったが、「家族同然の馬たちを置いては行けない」と飯館村に残った。細川さんは「保健所から殺処分してくださいと言われたが、罪のない動物たちをなんで殺さなきゃいけないんだ。」と従わなかった。そして、近隣の同様の牛などの動物の世話を引き受けた。(約700頭)

しかし、放射能の影響で約40頭もの馬が苦しみ亡くなった。亡くなった馬には母親も居り、残された仔馬の悲しみに苦しくなった。(引き受けた中でも亡くなった動物もいた。)

現在は、生き残った馬に芸を教えて、『世界を驚かしてやるんだ。』と一生懸命な姿に心を打たれ私が勇気を頂いた。

そして、いじめ問題など道徳的だと学校教育関係に「愛のボランティア 命の授業」を行っているそうだ。

細川さんのお話は、報道では聞くことの出来ない事実だ。

ニュースでは復興・避難解除など“あれから7年”など言われているが、現実は復興していない。

元の状態には戻ってはいなかった。

このツアーで福島を訪れる前まではニュースだけの情報しか知らなかった。しかし、今回直接お話を聞き報道されていない部分がたくさんあることを知った。内容はとても悲しく、心が痛い。しかし、懸命に生きている、生かされているのだとも感じた。

バスの中で純子さんは『震災後1か月に1回は東北に来る。来られない時は次の月に2回とか何かをすると決めている』と仰っていた。

今回、ご一緒させていただいて純子さんの活動は、建物や道路などの目に見える物理的な復興ではなく、精神的な心の支えなのだと改めて感じた。だからこそ長期的な支援が必要だと分かった。「歌の力を信じる。」「一人一人が誰かを愛すれば争いごとがなくなる。」など書き表せないほど温かな人の心に寄り添う応援ライブだった。

そんな活動を近くで感じさせて下さった八神純子さん、三浦さんに心から尊敬し、感謝いたします。ありがとうございました。

私もこのツアーで思った事、感じたことを忘れずに、今しか出来ないことを絶対に諦めないで一生懸命生きて心に届く歌をうたっていきたいと思った。

最後までお読みいただきありがとうございました。

山本恵莉子